データ取り込み編

撮影したデータがどこに保存されるかも分かりにくいです。まず、ターゲットを観測しているときにカメラボタンがありますが、これを押すと、Singularityアプリ上に保存されます。天体ごとに自動で分類してくれるので観測したら必ず一枚撮影しておくと便利です。さらに、Singularityアプリ上から保存ボタンを押すと写真アプリに保存されますが、Androidでどこにあるか探して取り出すのは大変です。同じく、Singularityアプリ上からSNSに共有できますがスマートフォンの様に携帯ネットワークに接続していないと、リアルタイムには送れません。タブレットでは未送信になるので、次にネットワークにつながったときに送信されます。

このようにタブレットではどこにデータが保存されているか分かりにくいのでパソコンの出番です。実は、本体にスタックしてだんだん綺麗になっていく画像が順次JPEGで保存されています(停止ボタンを押して観測をキチンと完了させないと保存されないかもしれません)。Vespera Ⅱの場合 4K 解像度で保存されています。本体のストレージ容量は25GBです。それで、どうやって本体にアクセスするかというと、無線LANになります。家に帰ってから本体の電源を入れ20秒待ち、パソコンの無線LAN接続からvespera2-XXXXXXと表示される本体からの信号を探して接続します。そして、パソコンのエクスプローラーで、アドレス欄にftp://10.0.0.1と入力します。すると、userというフォルダがあるので、そこに各観測ごとにフォルダが作成され、フォルダの中にJPEGが数字を振って保存されています。スタックすればするほど綺麗になるため、一番最後の数字の画像が一番綺麗なはずなので、それをパソコンにコピーします。本体のフォルダのデータを消すことはできますが、ファイルを直接画像として見ることは出来ないので、天体画像を見るにはパソコンにコピーする必要があることに注意してください。userフォルダごとコピーして、好きな画像を探すのもありでしょう。

詳しくは、代理店のホームページに書いてあります。
https://sightronjapan-vaonis.com/blogs/blog/230721-tutorial

一旦、パソコンに保存すれば、メール添付やGoogleフォトのライブラリーにアップロードすることなどが可能です。

天体観測結果はコチラ